大好き、だけど…
プロローグ
あの時君を好きになると思わなかった。
ふとした表情、行動、言葉。
そんななんでもないような事にさえ愛しく感じる。
もし君がこの学校にくることがなかったら出逢う事さえ、なかったよ。
山田勇汰くん…私はあなたに”恋”をしました。
もし君があの学校にいなかったら、話す事さえ、出来なかったよ。
寺坂心夢…俺は君に”恋”をしました。
あなたは…
君は…
この想いを受け止めてくれますか?…