恋人 × 交換!? 【完】


「あの、ね……私……これ……パジャマ……なんだけど」



私が語尾をごにょごにょとごまかしていると、奏は「覚えてねぇの?」と眉をつりあげた。



「あんなに『激しく』、『乱れて』たのに」





(ええっ……う、嘘おおおっ!?)




激しくって。


乱れてって。




それはつまり、ああいうことをしたっていうこと?




まるっきり記憶がない――!




記憶はないけど、このブラもしてない状況は、動かぬ証拠といえば証拠だ。



「あ、の、え、お、そ、の……」


「ん?」


「えと……も、もしかして……私、奏と……へ、変なこと……とか……した、の?」

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