恋人 × 交換!? 【完】
◆ J :ずっと夢見てた言葉
。●
「マドカぁ~っ!!」
朝、最寄りの駅前へやってくると、気づいたミッチが全力で抱きついてきた。
「ちょ……ちょっと、ミッチ……!?」
「約束してたじゃん、ぎゅーってしたげるって!」
興奮気味の彼女の隣には、微笑ましいという感じで、見守るように腕組みをしてる1つ上の彼氏がいた。
「ちょ、ちょっと。こないだもいっぱいしてくれたし……って、痛い痛い~」
「あっ!ごめん!」
我に返ったミッチが、腕をほどく。
私は、ふうっと肩を上下させて、乱れた服を整えた。
「ていうか、やっぱ恥ずかしいんだけど……」
下を向いて自分の格好を確認しながら、私はあらためて後悔した。
スキニーとモモンガカーデはまだいいけど、白シャツのデコルテが開きすぎてるような気がしないでもない。