先生とあたしの子育て〜愛する家族〜


「ああ。『もう…前の私じゃない。これから…いっぱい迷惑かける。理人にも…姫恋にも…』って。だから…『迷惑?そんな事ねぇよ~!!っていうか、俺たち夫婦だろ!?姫恋にとっては、佳菜がたった1人の母親なんだから…だからこの先…何があろうと、俺は…お前と姫恋を離さない!!』って言ったんだ…」

「…ひっく…っ…」

「なに~泣いてんだ?」

「だって…ひっく…っ…感動しちゃって…」

私はいつの間にか、泣いていた。





…理兄。



佳菜のこと…愛してるんだね。


本当に…


私も守るよ。



佳菜と姫恋と理兄も…






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