君に会いに行こう〜海が見える丘〜


目が覚めると昨日のことを思い出した。

 「私って…疾風のことどう思ってるのかな…。」

 好きとかよくわかんない。頼むから恋とかじゃないでほしい。

  今私達は良い友達なんだ。うれしいことだ。

 今日はみんなこないのかな…  そう思っていると

 「玲音~!!遊ぼ~!!!」

 窓の外から威勢のいい声が聞こえてきた。この声は…淳平と優花?

 準備をして外に出ると疾風の姿はなかった。

 「あれ?疾風は?」

 「今日は珍しく体調崩したらしくてね。明日からはくるって!」

  と優花が少し元気なさそうに言った。

 「そっかぁ。しょうがないね。」

 淳平は

  「今日はどうする?」

  「そうだ!疾風のお見舞い行こう!」

  と優花。

  「でも遠くないの?家。」
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