君に会いに行こう〜海が見える丘〜
「歩いて10分くらいかなぁ。」
淳平は分かりきっているようでさっさと歩きだした。
淳平に続いて私達も歩きだした。
話のとおりすぐ家についた。
「疾風寝てないかな~。」
優花が心配しているのにも関わらず
「はーやーてーーーー!!」
「あぁもう淳平寝てるかもよ?!」
優花が焦っていると、
「なぁんだよー!?俺は元気だよ!」
「疾風!なんだ元気そうじゃん!」
淳平と優花はたくさん話しかけているがなんだか何を話したら良いか
わからない…。
「おぅ!玲音もいるじゃんか!昨日ぶり!」
彼の笑顔に私はただ下を向いて頷くだけだった。