君に会いに行こう〜海が見える丘〜
 
「なぁなぁ!玲音!」

淳平に顔をのぞき込まれ

「あ!なに?」

「なにぼーっとしてんだよ~寝ぼけてんのか?(笑)」

疾風は微笑みながらそう私に言った。

「玲音顔赤いよ?大丈夫!?熱がうつったんじゃ?」
優花が心配そうに訪ねてきた。

「全然平気。」

「俺がうつしたんじゃないか心配だけど馬鹿は風邪ひかないって言うしな!(笑)」

「何言ってんのよ(笑)!?」

そうこんな関係こそ私たちだよね。  

  


しばらくすると淳平が

「じゃあそろそろ帰ろうかな…。」
その言葉に疾風は寂しそうな顔をしたが

「そっか、じゃあまた明日な!!」

と元気よく言った。

私たちが家を出ようとしたときちょうど疾風の両親が帰ってきた。







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