君に会いに行こう〜海が見える丘〜
「平気なの?腕とか怪我してない!?」

疾風はニコっと笑ってみせた。
「ちょっとすりむいてうっただけだから。」

私は何も言えずにいた…ショックだった。
私はきっと…前からずっと彼のことが好きだった。

そんな彼にケガをさせてしまったこと深く後悔した。

「ここ何処だろうな…助けが来るまで待とうか…。」

「そうだね。変に動くのも危険だよね。」

しばらく沈黙が続いた…だが沈黙を破ったのは疾風ではなく
玲音だった。


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