君に会いに行こう〜海が見える丘〜
「ねぇ私ね、友達が羨ましいって初めて出会ったとき言ったよね?」

「ああ…。」

「私昔は大切な親友がいたの。男の子でとても仲が良かったの。でもねその子は…私のせいで死んでしまって。」

「なんで死んでしまったの?言いたくないなら言わなくていい。」

「実は…私とその子親友が山で遊んでたときにね。熊が出たの。その子は私が襲われそうになったときかばってくれて…その子は私に逃げろと言ったの。そしたら…。」

「そしたら…?」

「私が逃げれずにいたから…こっちを向いてるうちに噛み付かれて…連れて行かれてしまったの。」

彼は何も言わなかった。ただ黙って私を見てくれていた。

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