君に会いに行こう〜海が見える丘〜
よく見れば後頭部も打っていたようだ。なんで気付かなかったんだ私…。

「私ね!もう誰も失いたくないから!死なないでよ!!また大切な人が
居なくなるなんて…嫌だよ!?好きなの…いかないで…!」

疾風は泣いている私を抱きしめてくれた。

「俺も、好きだけ、ど…ずっと一緒にいたかったけどさ。
 もう無理なんだよ…。泣かないでほしいんだ。」

私はただただ泣いていた。そんな私をずっと離さず抱きしめてくれた。

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