メガネの向こう側。

「千明は、外見が好みな人がいたとして、中身を知らずに恋人になりたいと思う?」



「アタシ、外見が好きと思っても、釣り合わないって思うし……。」



「あぁ、そういうタイプね。
性格が良い人に出会っても、釣り合わないと思う?」



「あぁ……思うかも。」



「そんなんじゃ彼氏出来ないね。」



「いらないよ、彼氏なんて……。」



何だかアタシまで暗い表情になってしまう。
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