メガネの向こう側。

「何だよ。
ちょっと可愛いからって、いい気になりやがって。
不細工な顔を毎日見てたら、心が不細工になっちまったのか?」



男子は茶化すように、由香に言う。



「はぁ?
アンタ達は顔も心も不細工でしょ!
アタシ達、不細工なんかじゃないからっ!」



「何だと?!」



男子が由香に掴みかかろうとする。

由香は上手く避けてから、男子の頬にバシンと一発お見舞いした……。

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