メガネの向こう側。

「いってぇ……。」



頬を押さえる男子。

アタシは驚きのあまり、声も出ない。



「千明、行こっ!」



由香はアタシの手に握り、走り出す。

アタシは、されるがまま、一緒に走った。

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