メガネの向こう側。

―――アタシは、首を大きく縦に振った。

音を立てそうなくらいの凄い勢いで。



「アハハ、お前、首がもげちゃうよ?!
ってか、声が出ないなら、今みたくすれば良いじゃん。」



瑞江君は笑いながら、アタシにそう言った。

確かにイエス・ノーは首を振れば伝えられる。

< 231 / 285 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop