月夜に
病院に着き入り口に向かうと
私たちが来るのをわかっていたみたいに待ち構えている人影
「やっぱり来たか」
そう言ってため息をついた人影に苦笑いする風龍
人影は火龍が背負っている総長を受け取りながら言った
「今日は誰がやった」
・
「今日も月光」
パソコンを操作しながら言った水龍
・
そう今日も
私は加減ってものを知らないらしい
風火水龍は組と関わりがあるらしく
よく組の仕事で悪い族を潰している
時々その手伝いをしている私はよくこの病院に来ている
ちなみに手伝った分だけ貰うものは貰ってたりする・・・
この病院は風龍の兄、通称燐(りん)ちゃんが院長をしている
「まったく・・・手加減しろ手加減を」
「ごめん燐ちゃん・・・」
「別にいいけどさ」
とぶつぶつ言いながらも的確な判断で治療する姿はさすがだと思う