月夜に

氷月said

俺の名前は如月 氷月(きさらぎ ひづき)

これでも全国No1を張ってる雷冠の総長だ

今日は幹部の悪ふざけで朝早くに起こされた

時計を見ずに学校に来たため随分早く着いた

おそらく1番だろう・・・

今は8時だが不良校だからこんな時間に登校する奴はまずいない

始まるまで寝るか・・・

そう思い雷冠の縄張り、屋上に向かった

ここはいつも下っ端が掃除しているのかごみ一つない

今日はどこで寝ようかと思ったときだった

「スースー・・・」

寝息?

誰かいるのか?

寝息をたどって扉の上(?)を覗くと女が居た・・・

雷冠の縄張りに入る奴は女でも容赦してはいけない

追い出そうと思い近づいたがそいつの顔を見て固まった

驚く位の美少女だった

しかもいい夢を見ているのか穏やかな表情だった

思わず食い入るように見つめていた

そのとき女の瞼がゆっくり開いて目が合った

まずい・・・

俺はいつの間にか女の顔を至近距離から見つめていたみたいだ

はたから見れば襲っているように見えただろう

数秒固まったのち驚くべきことが起こった・・・




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