叶わない『大好き』
あたしの想い、
莉子になら話せるよ。
「まだ好きでも‥いいじゃん。」
どうして莉子は、こんなに優しいの?
「ん‥ありがとう」
何だか涙も止まってきた。
そして、莉子との分かれ道。
「ごめんね?
あたし‥全然頑張れなかったのに‥
応援してくれてありがとう。」
莉子にはごめんねとありがとう。
言っても、言っても足りないけど‥
「ううん‥全然。」
「じゃあ‥また明日。」
あたしは、莉子に背を向けて
歩き出した。
すぐに後ろから莉子の声。