叶わない『大好き』


「夏花‥おはよ〜」

「あ‥英里香、おはよ。」

「また、あの人探してるんでしょ?」

「へへ‥軽く癖みたいで‥」

大体人も集まった所で、
先生が言った。

「班ごとにならんでー
班長は、全員いるか報告しに来てー」

ぞろぞろと並び始める。
あたしも、美來ちゃんと
碧ちゃんと合流して並んだ。

あの人は確か‥2組の5班だったよね‥
右斜め前を見ると、いた。

相変わらず、男子とじゃれあってる。

チェックのシャツと
紺色のリュックがカッコいい〜

‥て、あたし変態みたいじゃん。
目をそらして前を向いた。


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