叶わない『大好き』
「それがどうかしたの?」
「有ちゃんが‥昨日電話してたんだけど‥
相手があの人かな〜って確認。」
「‥え?」
「じゃあ‥ありがと。」
「ちょっ‥夏花?!」
深く聞かれる前にその場を去った。
夕ごはんの席は、あの人が
よく見える席で‥
正直、辛かった。
何で‥そんなに笑ってるの?
とか考えちゃって‥
お風呂上がりに、せっかく
すれ違ったのに‥
すぐに目をそらしちゃった。
あなたはその後に、有ちゃんたちと
ロビーで話していたし‥
その日の夜は、美來ちゃんと
少し話して、すぐに寝た。