叶わない『大好き』
特別じゃない
でも、あなたにはこんなこと
どうってことないって
分かってしまったんだ‥
「皆さん、お待ちかねの席替えです!!」
みんなが盛り上がっているのと
対照的にあたしは嫌だった。
せっかく、長井陵と隣に
なって話せるようにきたのに‥
離れるの嫌だな‥
離れたら、今みたいに
話せない気がする‥
悪い事は立て続けに起こるようで‥
あなたと見事に席は離れて、
全く話せなくなった。
そんな‥もんだったんだよ‥
別に、あたしが特別とか、
あたしだから‥
とかじゃなくて、
あなたは、ただ隣になった
女子と喋ってただけ。
分かってたつもりだったけど、
やっぱり、悲しかった。
バカみたい‥
1人で浮かれてただけじゃん。
次に隣になった明るいグループ
の女の子と喋っているあなたを
見て思った。