叶わない『大好き』
しかも、3年のこの時期に
学校にバレたら危ないと思う。
もし、言いつけてあの人が
自宅謹慎なんかになっちゃったら‥
しばらく見れないし、
あたしに何の得もないもん。
だから、見なかったフリ。
‥―――――
「はぁ‥」
いつものように、真実ちゃんと
話して‥家に帰ってきた。
あ‥小説更新しなきゃなー‥
そう思って携帯を開くけど、
全くネタが思いつかない。
「んー‥」
少し唸っていると、
携帯の画面が切り替わり、
《メール受信中‥》
メール?
あー真実ちゃんかな??
《暗証番号を入力してください》
どこのフォルダかも確認せずに、
暗証番号を打ち込んだ。