叶わない『大好き』



危ないよー
そのまま立ってたら
ぶつかるとこだった。

「ふぅー‥」

「おはよ、何でため息ついてんの?」

「わぁ‥美來ちゃん。
いや、あの人に
ぶつかりそうだったから。」

「何だー
ぶつかっちゃえばよかったのに(笑)」

「何言ってんのさ!!」

「冗談だよ、じょーだん。」

「もー‥」

「ほらほら‥早く座ってー」

先生の声で、席についた。

「えー今日の5時間目は、
進路集会です。
予鈴が鳴ったら、
体育館に行っていつもの集会と
同じように並んで下さい。」

いつもの集会ってことは‥
‥‥‥隣?!

どーなるかなぁ‥



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