叶わない『大好き』
「そっか‥辛くない?」
「んーちょっと‥かな。
何か浸りたいかも(笑)」
あたしがそう言うと、
真実ちゃんはその場で話始めた。
‥ありがとう。
「ハハっ‥有り得ねー」
声が聞こえて、
あたしは道路側に背を向けた。
真実ちゃんは、少し不思議そうな顔を
したけどすぐに分かったらしく
話を続けた。
「‥行ったよ。」
「うん‥」
友達と歩いていった
あの人の後ろ姿を見ながら
はぁ‥‥とため息をついた。
あたしたちがいつもと違う場所で
話していることなんて、
気にしてないんだろうな‥‥