叶わない『大好き』
「本当に?!」
ぱあっと顔が明るくなった、なーちゃん。
仲間が出来て嬉しいのは分かるけどさ、
それだと人の不幸を
喜んでるみたいだから‥
まぁ、なーちゃんらしいけど。
それから、2人とも進路の先生に
報告を終えて‥
何となく一緒に教室に行く流れになった。
2階に行くと、なーちゃんのクラスは
空いていたみたいで、
ちょっと行ってくるね〜
と中に入っていった。
あたしのクラスは、
誰かが報告してるらしく‥少し待った。
しばらくすると、
なーちゃんと誰かさんが
一緒のタイミングで出てきた。