叶わない『大好き』
「こんなに、小倉さんが想ってるんだし
受かってるよ‥きっと。
○○高校は、何でこんなにいい子
取らなかったんだろうね。」
先生‥
「あたし、
そんないい子じゃないですよ‥」
でも、嬉しいです。
ちょっと‥‥目が潤んだ。
「小倉さんは、いい子だよ。
それは保証する!」
教室の扉を開けても、そんな事を
言ってくれる先生。
「‥ありがとうございます。」
素直にお礼を言って、教室を出た。
「うん‥さようなら。」
「さようなら!また月曜日!」
そう言って、待っていた
なーちゃんの元へ歩いた。