叶わない『大好き』


それから、あみちゃんと
下駄箱まで降りると、

「あ、夏花〜」

名前を呼ばれた。

「莉子〜」

小学校1年生から親友の莉子だった。

「クラス離れちゃったね〜」

「ね〜‥莉子は、誰か知り合いいた?」

「うん、意外とたくさん♪」

「いいね〜」

そんな他愛ない話をした。


< 4 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop