叶わない『大好き』
「あたし、5組だ〜夏花は?」
「あたし、4組‥」
「えぇ‥残念‥」
「ね‥」
莉子に答えて、目線を下に下げる。
あなたの名前はない。
何組だろう‥
1組からたどっていく。
あった。1組だ‥
離れてるな‥1組と4組か‥
4組に入ると、実季がいた。
友達と話していたけど、
あたしに気づいて来てくれた。
「夏花〜っ!!また、同じだね♪」
「ね♪」
すると、さっきまで実季と
話していた子が近づいてきた。