叶わない『大好き』


「夏花‥英里香のこと?」

話を終えたらしい実季が
聞いてきた。

「あはは‥分かった?
でもさ〜そんなことで泣くなんて、
何か、今日は弱かったよね〜」

なんだかどーでもよくなった
あたしはケラケラ笑って言った。

‥のとは反対に、
「夏花‥」
と寂しそうに呟いた莉子。

「もう大丈夫だから♪
なんかゴメンね〜?」

「‥うん。」

何か、莉子が元気なくなっちゃった。

多分、あたしが無理してるって
思ったのかな?

でも‥ホントに大丈夫だったよ?


< 56 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop