叶わない『大好き』
「夏花‥英里香のこと?」
話を終えたらしい実季が
聞いてきた。
「あはは‥分かった?
でもさ〜そんなことで泣くなんて、
何か、今日は弱かったよね〜」
なんだかどーでもよくなった
あたしはケラケラ笑って言った。
‥のとは反対に、
「夏花‥」
と寂しそうに呟いた莉子。
「もう大丈夫だから♪
なんかゴメンね〜?」
「‥うん。」
何か、莉子が元気なくなっちゃった。
多分、あたしが無理してるって
思ったのかな?
でも‥ホントに大丈夫だったよ?