叶わない『大好き』
「じゃあ‥返事きたら、
夏花にメールするから。」
「うん‥よろしく。」
じゃあ‥って去ろうとしたとき、
「夏花!!」莉子が言った。
「メール‥来た。」
「え?!」
急いで戻って、覗き込む。
先に見ていた、莉子が言う。
「はぁっ?」
何‥無理って返事とか?
「マジ?だって!!」
ほらとあたしにも見せてきた。
「マジだよ!!」
あたしは焦って、
携帯に叫んでしまった。
莉子が返事をすると、返ってきた返事。
莉子が読み上げる。
「返事は俺が直接言うのと、
お前を通すの、どうすればいい?」