先生×あたし=恋



「させと、
じゃあ何処まで進んでるか教えてくれ」

一希はそう言って
あたしに数学の教科書を
差し出してきた

あたしは
「はい」
と言って数学の進み具合を
一希に教えた

教え終わると一希は
「助かったよ
ありがとな、木村」
と言ってあたしにニコッと笑いかけてきた


そのとたん心臓のドキドキのスピードが
どんどん上がっていって
顔が熱くなるのがわかった


< 59 / 68 >

この作品をシェア

pagetop