お洒落でちゃら男な僕。
「ちょみてみてこれ懐かしい」


「これって中1の遠足のやつじゃん」


浅草の雷門のまえで
うつるおれたち

まだまだ幼くて無表情の拓海と
隣にいる女の子をみつめてる
俺がうつっていた


「じゅんやこいつ好きでずっと後ろつきまとってたよな〜」


「それでめっちゃ写真にうつりこんだりな〜てか若い!そして髪型」

今じゃ考えられないぐらいの
短さと若さに笑えた

そんな沢山の思い出が詰まっていた

「ほとんどじゅんやうつってんね」

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