タイトル未定
「わぁ、きれい...
ここって、もしかして天国かなにか?
あたし死んじゃった?」
周りには誰もいない
桜の木だけが風に揺れ
騒がしくうなっている
(ここにいてもしょうがないや
とにかく歩こう)
少し歩くと大きな町にでた
でも建物はぜんぶ木造で
道ゆく人はみな着物を着ている
「なんか、大河ドラマのセットみたい...」
なにもかもわからない状況にいる美咲が
唯一わかったこと
それは
「あたし、死んではないみたい」
「でも、絶対ここはあたしが住んでた時代じゃない
なんかまるで江戸時代みたいじゃん」