群青の箱
我々は誰しも皆、
愛し・求め・苦しみ、
人を傷つけながら
生きていく。



ゆうなは、この上もなく
ラジカルな姿で、
その舞台を踏んでいった。



ゆうなの生きざまは、
万人のものだ。



ゆうなの問題は、
我々自身のものだ。



ゆうなは
我々を代表して、
その『重み』を、
担っていったのだろうか?



それらを抱えて、
ゆうなは力の限り
生き抜いたのだ。
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