群青の箱
人の人生は
ドラマである。



いかに笑い、
いかに怒り、
いかに泣き、
苦しんだか。。。



それが、
その人の
終生の意義である。



長さは
さしたることではない。



どんなドラマを演じ、
残していったかが、
人の生きた証だ。



人間の愛情,
純粋さ,
怒り,
悲しみ,
喜び・・
それらをゆうなは、
最も先鋭的に体現し、
走り抜いていった。
ゆうなは
紛うことなく
濃密な、奥深い生を
あやなしていったのだ。



ゆうなは、
あまたの謎と、課題を
置き土産にして逝った。
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