群青の箱
『狂言自殺なんだろ?』
扱いされるのは困る。



だから、
今度は予告はするつもりがない。



しかし、しかしだ。
また薬でぶっとんだ私は
彼に電話をしたようだ。



あぁ…
なんてどうしようもない人間。



電話を切った後も、
服薬を続ける。
おまけに風邪薬と
マキロンまで飲んでみた。マキロン、まずい。



そんなことはどうでもいい、
今度こそ、今度こそ。



その後は記憶が本当にない。
死ぬはずだったのに、
起きたら病院のベットだ。



またか・・・。
< 5 / 63 >

この作品をシェア

pagetop