10分間のラブストーリー~高校生編~
[教室]
「着いたね♪ご苦労様。」
「もう‥今日だけだからな?」
「毎朝してくれる癖に。」
「ばーか。」
「八坂顔真っ赤っか(笑)。」
教室には俺らと、隅っこの方で数人静かに話してるくらい。
チューしてもバレなさそうなくらい静か。
「真生!早くプリンちょうだい!」
「食べたい?食べたい?」
「食べたい!」
ガラガラガラッ
『おーっす!淳平と真生ちゃん!』
『何貰ってんの?』
‥‥‥来やがった。
俺の連れ、大弥と琢磨。
こいつら真生に何だかんだ絡む。
そして茶化す。
「おはよー。今いいところだからどっか行って。」
『何?チューすんの?』
『おはようのチュー?』
「違うわ。今から朝ご飯のプリン。」
本当は朝ご飯は食べてきた。
「八坂食べてないの?」
「うん、だから早くちょうだい。」
「あっそうそう!今日ね大弥らにも小さいプリン作ったんだ!
良かったらいる?」
‥‥‥‥はぁ!?
『やった!』
『あざーっす。』
どーゆー事!?
なんかイライラしてきたわ
「ちょっと真生と屋上行ってくるわ」
「え、なんでも?」
「いいから、プリン持ってきて。」
「分かった‥大弥ら食べててね!」
『あいつらもしかして(笑)』