秘密の恋愛相談室
◎~蓮side~
~蓮side~
笙と屋上に来たとき。
聞こえてきたのは、菜朝と哀川の声。
...あいつら、あれからここに来てたのか...
そして俺が屋上の扉に手をかけた時。
その手を笙が止めた。
「なんだよ...」
笙は、菜朝たちをじっと見ていた。
「お前、空気読め。あの空気だぞ?」
...確かに、哀川がやっと落ち着いたところだ。
...入りずらい。
でも、もうサボっちゃったし、
他のところに行くしかない。
「...じゃー別のトコ..」
そう笙に提案しようとした時。
「待てよ。蓮のこと話してるんじゃねーの?これ...」
は?
俺の事?やっぱ俺か、あれ...