赤神-白銀の少女-Ⅰ
「申し訳ございません。
今から座りますので…」
私と母は身長差がありすぎる
母は145㎝私は167㎝
大体20㎝ぐらいの差がある。
だから首が疲れるのは仕方ないこと…。
「ふぅー…。」
「お母様、私を呼んだのは
お話があるからでしょう?」
「うん!!
話っていうのはねぇ、アランに
学校に行ってきて欲しいの!!」
「なぜです?
大学まで私は行きましたよ?」
私は今高校生だが、フランスで大学まで
飛び級で入った
だから高校に行く必要などないはず
「あのねぇー
アランは学校は勉強するための学校だって
思ってるでしょ?
でもね、それだけじゃないんだよ?
学校は青春をするところでもあるの
分かった?
アランフランスで楽しい学校生活を
送ったの?」
「うっ…」
「送ってないでしょ?
だから行きなさい!!」
「ですがお母様
私は来年卒業してしまいますし
学校にいっても意味がないかと…」