＊初恋④＊ ～☆梨紗のFirst Love☆～

マ:｢一磨を手懐けたわね。｣


高:｢いえ、まだまだです。梨紗ちゃんをだしに使えばなんとかなりますよ(苦笑)｣


父:｢梨紗ちゃん凄いな。｣


マ:｢一磨は梨紗に弱いから。
さっちゃん、梨紗なんか陰りがあるんだけど？｣


高:｢怯えているのかもしれません。絆が深くなりすぎて２人はもう引き返せないとこにいるんです。


10月の終わりに喧嘩をしまして、一磨が“いらない”と言ってしまったんです、冗談だったんですが。梨紗ちゃんからしたら禁句なんです。一磨だったら旦那様が仰ったような感じで。｣


マ:｢次、一磨がまた同じことを言ったら…？｣


高:｢死にますよ、確実に。そしたら若名は黙ってません。伊藤を潰しにかかるはずです、真人様達が。｣


マ:｢………。｣


高:｢そこは梨紗ちゃんがなんとかするはずです。命があったら若名の駒になる代わりに伊藤には何もするな、とか遺書に書いておくとか。｣


父:｢そしたら、梨紗ちゃんに自由がなくなるんじゃ？｣


高:｢元からないです。一磨との交際も奇跡的なだけです。マナ様、梨紗ちゃんのお宅には？｣


マ:｢行ったことあるわ。｣


高:｢若い男性、いませんでしたか？｣