＊初恋④＊ ～☆梨紗のFirst Love☆～

～屋上にて～


一磨は屋上の隅にいた


一:｢どした、梨紗？｣


梨:｢萌が行ってきたらって言ってくれたから来たんだけど、邪魔だよね(苦笑)

…やっぱ、戻るね。｣


一:｢邪魔じゃないから、おいで？｣


梨紗が一磨に近づくと、キツく抱き締められた


一:｢俺、なんかした？最近暗いけどさ…。｣


梨:｢してないよ？｣


一:｢…お袋から聞いた。｣


梨紗は顔を青ざめ、一磨の腕の中で震え出した


一:｢梨紗は梨紗だ(苦笑)それに大きくなった原因って俺が盛り過ぎたせいだしな。
なに、嫌われると思った？｣


梨:｢…ぅん。｣


一:｢馬鹿だね梨紗ちゃん。嫌うわけないし。
俺がブクブクのデブになったら嫌いになる？｣


梨:｢なるわけない。一磨は一磨じゃん。｣


一:｢それと同じ、梨紗が思ってることは。
俺の手で成長っていいね♪♪｣


梨:｢………。｣


一:｢なに、その“うわぁ～ド変態だぁ”っていう目は。
まあ事実だしいいんだけどね。｣


梨:｢…慣れた(苦笑)｣


一:｢酷くない、慣れたって…。
梨紗ちゃんは変態な俺が好きなんだもんね(黒笑)｣


梨:｢違うよ？
“ド”変態な大魔王一磨が大好きなんだよ♪♪｣