*初恋④* ~☆梨紗のFirst Love☆~
一:「えっ…。」


葛:「変わろうと梨紗様は努力してきた。
何故、1人で抱え込もうとしてるかわかるか?一磨が嫌がることはなるべく避けてるはずだぞ?梨紗様は嘘でも傷つき易い。
“重い”って言ったことないか?」


一:「…ある。」


葛:「だから一磨に負担をかけぬよう、迷惑をかけぬよう抱え込もうとしてるんだ、間違ったやり方で。」


一:「………(悔)」


葛:「一磨、梨紗様嫌いか?」


一磨は首を横に振った


葛:「…任せられるって思ったら、盾になってやる。それが梨紗様の幸せだからな(苦笑)
それに4月から俺ここ離れて他の若名のとこから大学に行かなきゃ行けないんだ、美香様のご命令で。4年~6年は今まで通りの生活は出来ないな、こっからじゃ通えないし。」


一:「高校は?」


葛:「通信。3月に卒業する。それに元はバカではないしな。◇◇◇高校に通ってたわけだし。」


一:「国内のトップクラスの学校じゃんっ!!」


葛:「やれば出来るんでね。何でその学校に行こうとしたのかわっかんねぇけどな。勝手に願書出されてたし。」


一:「嫌味か。
大学って何学部?」


葛:「理工学部。エンジニアが少ないらしいからなってこいって…。」


一:「美香様?」


葛:「それは真人様。」


< 169 / 448 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop