＊初恋④＊ ～☆梨紗のFirst Love☆～

健:｢何する気？｣


一:｢裏に飛ばす気。｣

健:｢裏？｣


一:｢風俗とかな。人気でたらＡＶ女優として使われればいいんじゃね。
健樹、カナさんとこに行ってハサミとタオル借りて来て。｣


健:｢わかった。｣




一:｢梨紗、もう大丈夫だよ。
ゴメンな、未然に防げなくて…。｣


梨:｢…一磨を信じなかった罰が当たっただけだよ。｣


一磨は梨紗の首に持っていた絆創膏を張り自分の上着を梨紗にかけた


一:｢さっき出ていったのは梨紗と萌ちゃんの話聞くためだったんだ。｣


梨:｢嫌われたと思った…。｣


一:｢嫌うわけないし(苦笑)｣


梨:｢良かった…。


携帯鳴ってるよ？｣


一:｢気にしないで。｣


がちゃ


健:｢一磨、はい。｣


一:｢サンキュ。
梨紗、辛いけどじっとしててな？｣


一磨は上着を取り、ブラウス全体にタオルをかけた


健:｢おい一磨、それは…。｣


一:｢大丈夫大丈夫。｣


一磨は梨紗の髪を綺麗に切り揃えていった


一:｢どお？｣


健:｢美容師になれるな。｣


一:｢だろ？｣


がちゃ


萌:｢梨紗、大丈夫って……可愛い～♪♪｣


一:｢鏡ある？｣


萌は梨紗に鏡を渡した