*初恋④* ~☆梨紗のFirst Love☆~
一:「ゴメン、本当にゴメン。」


一磨は梨紗をぎゅっと抱き締めながら言った


梨:「大丈…夫……。」


梨紗は一磨の腕の中で意識を飛ばした


一:「梨紗っ!?」


がちゃ


カ:「渉来たわよ。
どした、一磨?」


一:「梨紗がっ…。」


カ:「一気に疲れが来たのと薬品の効果じゃない?死なないから大丈夫。」


一:「良かった…。」


渉:「一磨、ちょっといいか?」


一:「何?」


渉:「斎藤 るりっていう人、伊藤の関連会社の中の子会社の令嬢だ。パーティーとかで何かと色目使って来た女だから見ただけで直ぐわかった。」


一:「面食いではないんだな。」


カ:「一磨より顔は劣ってるだろうけども世間一般からしたら渉も顔は良い方よ?アンタ等3人が可笑しいほど顔が整ってるだけでさ。」


渉:「顔なんかどうでもいいだろ。

で、斎藤とかを束ねてるのが前に一磨に話した社長不在のとこなんだ。」


一:「そこに送ろうとした若名の現副社長は梨紗の実の父親だ。短気らしいからな…。」


渉:「26日にでも話し合おうぜ。」


一:「だな。

また、痩せたかな?」


一磨が梨紗を抱き上げた時にボソッと呟いた



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