*初恋④* ~☆梨紗のFirst Love☆~
一:「何でもない。カウンターに俺のだけ運んで、1人になりたい。」


そう言って一磨はスタスタとカウンターに向かって行った


励:「すみません、失礼します。」


真人は一磨が席を外した瞬間の梨紗の表情を見ていた


真:「一緒にいたいならいたいって素直に言わなきゃいけないよ?」


梨:「…我が儘とか、素直に言ったらいなくなっちゃうから。」


真:「梨紗はツラくないのか?」


梨:「ツラいよ?けど、良い子にしてなきゃ側に居させてもらえないから、耐えなきゃいけないんだ(苦笑)」


真:「………。」


梨:「真人さん、うち一磨君のことが大好きなんだ。だからツラくても耐えられるの♪♪
ハンバーグおいし~♪♪」


真:「良かったな(苦笑)
お手洗い行ってくるから良い子にな?」


梨:「うん♪♪」


真人はお手洗いに行った振りをしてカウンターに向かった


カウンターには一磨がお酒を飲んでいたが、何故か隣に麗華がいた


真:「小僧(呆)」


一:「どうかなさいましたか?」


真:「お酒大丈夫なのか?」


一:「大丈夫です、多く飲まなければですがね(苦笑)」


真:「ゴメン、席外してもらえるか?」


真人は麗華を遠ざけ代わりに座った


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