落ちない日常
もしかして、
もしかして冴島さんって、
「あっち系の人ですか」
「ちげ、、うぇええ・・」
鑑識を出たとたん、
しゃがみ込み口をごしごし拭く冴島さんは本当に気持ち悪そう。
「じゃあ、あの人はあっち系の・・」
「関守はバイだよ、両方いけるヤツだ・・」
「関守さん、」
関守さん=危険人物
よし、インプット完了、
「関守篤人(セキモリアツト)ただの変態だ」
ようやく立ち上がった冴島さんのあとをついていく。
「あれ、なんで私を連れて行ってくれたんですか」
「・・なんだ、西から説明受けなかったか?」
「え、全然、」
「そうか、なら明日でも伊東と行けよ」
うわ、今この人伊東さんを売りましたよ。
でも、一応私を守ってくれた・・よね?
「冴島さん、ありがとうございます」
「あ?・・なにが」
振り向いた冴島さんに思いっきり微笑んでやった。
「・・なんでそんな遠いんだよ」
「変態がうつるとおもって」
・・・いろんな意味で。