びとれいある
私の怒りがピークに達した時、テレビの電源が切れた。
「なんなのよ!私たちが何したって言うの?それに殺すとかなんとか言っちゃってるけど、どうせ殺す気もないんでしょ~が!!嘗めんじゃないよ!!!!!」
「俺にキレんなよ」
「キレてねぇ~よ!!!!!」
おっと。口悪くなってしまった。
「明らかキレてんじゃん…」
小さな声でそう聞こえたのは気のせいだろうか?
「なんか言った?!」
「言ってないっす。"明らかキレてんじゃん。"なんて言ってないっすよ」
「なんで敬語?しかも思いっきり聞こえてるし……」