Like the sky
「おい、仁。大丈夫か?」
膝を抑えるぶつかった人に、声をかける男の人…
じゃ、なくって問題は―
「あー、おぉ…」
って、
曖昧な返事をしながら膝をさする
ぶつかっちゃった人の方。
その何だか、聞き覚えのある声と名前に反応するように
あたしは、ゆっくり下げた頭を上げた。
―――――瞬間。
ぶつかった人と目が合って
「あっ!あんた…」
ぶつかった人が、あたしを見て驚く。
「あぁっ…!!」
あたしもすぐに驚いた。
*