[百合]円還恋心




やっと、彼女と一緒に過ごせるんだ。


ありがとう神様!



ボクは満面の笑みで、上に手を伸ばした。





まさか、こんなことが本当に起きるとは思っていなかった。





妖精である自分が、彼女の傍にいれるなんて。



喜びのあまり、軽やかなタップダンスを刻んでしまう。


ボクは台所へ向かいながら、事の始まりを思い返す。



確かあれは、とても前の出来事だった気がする。
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