[百合]円還恋心



初めて彼女に会った時、ボクはとても微弱な存在だった。



消そうと思えば誰にでも消されてしまうような、小さなコリウスの妖精。


ただ、この花と一緒に生まれて、一緒に死んでいく。


そんな運命しか持たなかったボクは、出逢ってしまった。




<あら、このコリウスの花綺麗ね!>





その時、ボクは彼女に恋をしてしまった。
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