つんでれ唯義くんと、どうがん湊美ちゃん





どきどき、どきどき


心臓が壊れるくらい
どきどきしている。


「おい、童顔、
何ボーっとしてんだよ!」

「ふぁっ、ふぁい!」


ごっつい唯義さんを見ると
余計にどきどき。


「童顔、」

「なっ、
なんでございましょうかっ?」


顔近すぎる、鼻当たるよ
顔熱いよ、こんなっ近いと
心臓が保たない‥


「真っ赤、勘違いしてんなよ。
やっぱりお前純粋だな。
なんたって彼氏いないんだもんな。」

「えっ」

「俺は、あの女嫌いだから
見せつけてやったんだよ、
ただそれだけだ。俺はお前みたいな
童顔に興味なんてないんだよ。」



無性に腹が立った
利用されただけなこと。
簡単に私のファーストキスを
奪ったこと。


「さいってい‥」



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